前途有望の書

明るいことを書いていたら明るい未来が待っているハズ

今でもホームでは一番前には立たない


長いこと 無事故で 安全な 新幹線だった。


数年前、
車内で痛ましい事件があったりして なんてこったと思っていたのに


今度は人身事故。とほほ
通過駅の線路上に人がいた って どういうこと!?



雨雲レーダー・一時間ごと天気予報を知るために
スマホを持たぬ うーは は
NHKのデータ放送(←「dデータ」のボタンで映る)を よく見ていた。


長年 ケータイ・スマホと無縁だった うーは。
「高いし、いらないよね?」といわれ続けた恨み節は
また今度。(恨んでるんかーいw)



気象情報のほかに
全国のニュース・自分の地域のニュースなどが読める。


天気予報のついでに よく全国ニュースを見る。
そこには しょっちゅう
「またかよ」といいたくなるほど「人身事故のため〇〇線 停止」とででくる。



なぜ そんなところで 大勢の迷惑になる行為をするのか
別の手段・別の場所を なぜ選ばない?


と 思っていた時期も 以前にはあった。



ところが ある本を読んで その考えを改めた。



「ある日突然40億円の借金を背負う――それでも人生はなんとかなる」
湯澤 剛


家業を継ぎたくなかった著者だが、
莫大な借金を残したまま亡くなったお父さんの会社を 引き受け社長になる。


母親には 大切に育ててもらった。
その母が 跡継ぎの社長に据えられて苦しむのを見るのはイヤだった。



後を継ぎたくないからこそ
跡を継ぐよりはマシだと思って
勉強も仕事も頑張っていた著者。


迷って迷って迷ったけれど 途方に暮れたけれど
逃げなかった。


一流企業をやめて社長になる。
優秀な彼であっても 借金額は 莫大
苦労の連続。


身体がホームに入ってきた電車に向かってふいに傾いたかと思うと、私は知らぬ間に、線路に飛び込みそうになっていた。

 自分でもことの成り行きが信じられなかった。私はとても追い詰められていたが死にたいと思ったことは決してなかった。第一、自分が作った借金でもないのに、それで自分が死ぬなんてまったく間尺にあわないとすら思っていた。

 しかし、それだけはっきりと生きる意志をもっていても、私の身体はこのとき間違いなく線路に向かっていた。間違いなく、生きるのを止めるための行動を起こしていた。


知らぬ間に?
意思もないのに?
そんなことって あるんだ。


「今でもホームでは一番前には立たない。」


う、うん。
なるほど。そうなのね。



この本を読んで以来、
なに 迷惑なことをしてるんだよ
という気持ちには ならない。


思いつめて 前がみえなくなる前に
いろんな居場所があって
そして 思いどまれるようなセーフティーネットがあってほしい。



自分に何ができるとかはわからないのだけれど
例えば 給食がない この春休みに


一緒に おにぎりを作って
勉強を見てあげられる もしくは 面白い本の紹介をしてあげられる
そんなことが できたらなぁ。


(一緒に 遊べる ともカキコしようとしたが 
よく考えたらうーは は 一人が好きなので 「遊んであげる」は苦手なので 除いたw)


まずは 身近な一歩から。


じゃ またね♪